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FitEar MH335DW|羽生選手御用達の高級イヤホンとは?!

ソチオリンピックのフィギュアスケートで金メダルを受賞した羽生結弦選手が購入したことで話題を集めた超高級イヤホン「FitEar MH335DW」。お値段なんと22万円もするというそのイヤホンとはどんなものなのでしょうか?知り合いのミュージシャンに聞いてみました。

 

22万円の超高級イヤホンって?

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羽生選手が購入した22万円もする特注イヤホン「FitEar MH335DW」とはいったいどんなものなのでしょうか?調べてみるとどうやらこのイヤホンは実はただのイヤホンではなく「イヤーモニター」という特殊な商品とのこと。

高くても5000円くらいのイヤホンしか使ったことのない私は、知り合いのミュージシャン安藤サダオさんに聞いてみることにしました。シロウトの質問にも丁寧に答えてくださった安藤さん、ありがとうございました。
 


 

 

FitEar MH335DWはイヤーモニター

(以下、管理人(管)、安藤さん(安藤)と省略。)

(管)先日羽生選手が買ったというFitEar MH335DWって、ズバリどんなイヤホンなんですか?こんな高いということはオーディオマニアの方向けなのでしょうか?

(安藤)FitEar MH335DWは、オーディオマニア向けというよりも、もともとはミュージシャンやレコーディングエンジニア向けに作られた製品なんです。正確に言えば、FitEar MH335DWは「イヤホン」ではなくて「イヤーモニター」なんです。

(管)イヤーモニター?すみません…音響系はシロウトなもので。イヤーモニターとはなんでしょうか?

 

イヤーモニターって?

(安藤)イヤーは「耳」のことで、「モニター」は簡単に言えば「スピーカー」の業界用語です。ステージやレコーディングではとても細かい音の調整が必要になってきますが、その時に今出ている音をものすごくクリアに再現してくれる専用スピーカーのことを、我々は「モニター」と呼んでいるんですね。

例えばコンサート等に行くとミュージシャンの足元に大きなスピーカーが並んでいるのがわかると思います。あれがモニターです。大きなステージ上ではステージの反対側にいるバンドメンバーの音がうまく聞き取れないことが多いんですね。そこで、みんなの音をマイクで拾って、足元の「モニター」からバランスの良い状態にして各ミュージシャンの元に届ける、ということをやっているんです。

(管)へぇ~、それがモニターなんですね!今回羽生選手が買ったというFitEar MH335DWなどの「イヤーモニター」とはどんなものなんですか?

(安藤)イヤーモニターというのは、簡単に言えばこういうことです。つまり、「モニター」を「大きなスピーカー」ではなくて、「イヤホン型」にしてしまおう、という発想から生まれた製品です。

有名ミュージシャンが難聴になったというようなニュースをたまに見たりしますよね?ステージ上では信じられないくらいの爆音が出ているんです。東京ドームで何万人も観客が声援を挙げる中、それよりも圧倒的に大きな音を出さないとコンサートになりませんよね?

ステージ上ではその音量がモロに鳴り響いているので、難聴にならない方がおかしくないくらいなんですね。ステージ上で耳栓をして演奏しているミュージシャンもたくさんいたほどです。耳栓をしていても十分聞こえるほどの爆音だったというわけですね(笑)。

 

イヤーモニターがミュージシャンを救った~その特長とは?

(管)へぇ~、なんだかすごいですね!(笑)それでイヤーモニターが出てきてからは状況は変わったんですか?

(安藤)はい。端的に言えば、「ミュージシャンの耳が救われた」んです(笑)

(管)どういうことですか?

(安藤)救われたのには二つのポイントがあります。この二つがイヤーモニターの最大の特長と言ってもよいですね。まず一点目に、「高い遮蔽性」があります。

遮蔽性とは簡単に言うと、耳をふさぐ効果です。耳栓みたいなものですね。先日羽生結弦選手が購入した時にも話題になりましたが、イヤーモニターは使う人の耳の形に合わせて特注の形状で作られるんですね。人の耳は大きさも形も人それぞれです。そこでまずは耳の型を取って、そこにピッタリとフィットする形状で作ることで、外からの音を完全にシャットアウトします。

これが一つ目の特長。二つ目の特長はその音質です。プロのミュージシャンが使う機材ですので、一つ一つの楽器の音がクリアにナチュラルに再現される音質である必要があります。そこで、中の配線から細かいパーツに至るまで、最高級の素材を使っているんですね。それは値段も高いわけです(笑)。

この二つの特長を持ったイヤーモニターを使うことで、ステージ上のミュージシャン達は、今までよりも圧倒的に小さな(耳に優しい)音量で、より正確に、自分たちの演奏が聴けるようになったというわけです。さらにオマケとして、大きなスピーカーの前に立っている必要がなくなったために、ステージ上を自由に動き回っても常に最適な状態で音が聞こえる状態ができるようになりました。おかげで、演奏を犠牲にしないで今までよりも派手なパフォーマンスが出来るようになったんですね。

 

イヤーモニターは羽生選手にはピッタリのアイテム

(管)へぇ~、安藤さんのおかげでなんだか物知りになった気分です!イヤーモニターがとってもよくわかりました。最後にやっぱり気になる点は、ではなんで羽生選手が使っているのか、ということです。ミュージシャンにはまさに夢のようなアイテムであるイヤーモニターですが、なぜ音楽界ではなくフィギュア界の羽生結弦選手が、このイヤーモニターを使っているんでしょうか?

(安藤)簡単ですよ。さっきの二つの特長を思い出してください。羽生選手の本番前の練習にはまさにピッタリのアイテムだと思いませんか?まず周りの音が完全にシャットアウトされて、聴こえてくるのは澄んだクリアな音質で流れる音楽のみ。集中力を高めるには最適ですよね。

自分の耳に完全にフィットした形で作られているので、フィギュアスケートのように激しい動きの連続でも耳から外れることもなく、ストレスを感じる心配も皆無です。そういう意味で、先日購入したというFitEar MH335DWイヤーモニターはまさに羽生選手にとってピッタリのアイテムだ、と言えますね。

(管)納得です!羽生選手が使っているということで、買ってみようかなとも悩んだんですが、でもお話を聞いてみるとやっぱりこういうイヤーモニターってお値段も云十万もしますし、微妙な音質の違いもわからない私のような一般人が使うものではなさそうですね…

(安藤)そうですね。イヤーモニターは元々業界向けの専門アイテムですので、普通に音楽を楽しみたいという方はイヤーモニターではなく、イヤホンやヘッドフォンを使った方が良いかもしれません。イヤーモニターの10分の1の価格でも充分高級ですからね(笑)

(管)そうですよね(笑)。安藤さん、今日はありがとうございました。

(安藤)こちらこそ。我々ミュージシャンも羽生選手の益々の活躍に期待しています。

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